組込みエンジニアに求められる能力

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H8マイコン 正確な時計表示 タイマA


こんばんわ、慶さんです。


今回はタイマAを活用した時計の作り方を説明しようと思います。


今回は時計用の水晶発振器はないので、インターバルタイマを使って時計を計測します。


では、手順を追って説明しようと思います。


❶タイマAの割込み処理を設定する。

❷※割込みベクターに割込みフラグを下げる動作と処理を書く。

※inturrept処理

❸1回の割込み時間を計算する。

1÷クロック周波数=1クロックの時間

1クロックの時間×分周×256=一回の割込み時間

❹割込み回数から、1秒過ぎたら、1秒を計上する処理を行う。

抽象的でよくわからないので具体例で説明します。

例 水晶発振器が20Mhzで、分周が8で、タイマのオーバーフローが256の時の割込み処理時間

1秒 ÷ 20Mhz = 50n

50n×8=400n   1クロックの時間(分周混み)

400n×256=102400n =0.1024mS   一回の割込み時間

1秒 ÷ 0.1024mS = 9765

つまりおおよそ、9765回割込みされたら1秒計上するという処理を行えば、正確に1秒を計上できます。

以上がマイコンで正確に時計を計上する方法でした。